数式を入力してみよう
Calc Letter では複雑な構文を覚える必要がなく、日常言語と同じ感覚で文脈を区切ることで様々な数式を表現できます。
試しに、以下の数式を作成してみます。
\[1 + \frac{\sqrt{x^2}}{2+\sqrt{y^3}}\]
まず、 1+√x^2/2+√y^3 と読んだとおりに入力してみます。
図2.1 数式の入力(1)
Calc Letter では x^2/2+√y^3 の部分を、「xの2/2+√y^3乗」と解釈してしまいました。文脈の切れ目が曖昧だと複数の解釈ができるためです。
元の数式は、「√x^2」で一つの固まりですので、そこを区切るようにスペースを挟みます。
図2.2 数式の入力(2)
今度は、 「 1+√x^2 」 ÷ 「 2+√y^3 」 と解釈されました。
最初の 1+ の部分を外に出したいので、1+ と √x^2 /2+√y^3 の間にスペースを挟みます。
図2.3 数式の入力(3)
2か所にスペースを挟むだけで目的の数式ができました。
特殊な構文を自分で書く必要はありません。 直感的にスペースを入れていくだけで、Calc Letter が入力の意図を解釈し、すぐに目的の数式に辿り着きますのでやってみてください。
演算子
上の例では、足し算"+"、分数"/"、平方根"√"、べき乗"^ " を使用しています。
その他には以下の文字を演算子として使えます。
・ 四則演算子 + − × ÷ (× の代わりに * も使用できます。)
・ 分数 /
・ べき乗 ^
・ 平方根 √
・ 階乗 !
・ 総和 Σ
・ 三角関数 sin cos tan
・ 逆三角関数 arcsin arccos arctan
・ 双曲線関数 sinh cosh tanh
・ 対数 log ln (logは常用対数、lnは自然対数。)
・ 括弧 ( )
・ 等号 =
実際に入力して、表示を確認してみましょう。
図2.4 演算子の入力、表示